静岡LFPパートナーの皆様
こんにちは!静岡LFP事務局です。
9月20日、静岡LFP(ローカルフードプロジェクト)の第一回戦略会議を開催いたしました。今回の会議では、改めて参加者の皆様に各自自己紹介をいただき、これまでに生まれたビジネスアイディアを実現すべく、各々の立場でできること、今後求められることを含め2グループによるディスカッションが行われました。
概要
第二回研修会では、第一回研修会で検討された地域課題や、活用したい地域資源のアイディアを元に下記3つのテーマに整理し、想定されるターゲットやビジネスモデルについてより具体的なアイディア出しを行いました。
・静岡おでんを核とした地域資源連携
・残渣・未利用資源の収益化に取り組みたい!
・地域資源のブランド化
上記を踏まえ、戦略会議では、実現性に焦点をあてて検討し、2グループのアイディアの検討をさらに進めました。
グループA:静岡おでんを核とした地域資源連携
※ベースとなる第二回研修会で作成したアイディアシート
こちらのグループでは、「放置竹林」の課題、放置竹林に取り組む活動の収益性、継続的な取り組みを課題感として持ち、静岡おでんをテーマに地域素材を活用した連携ができないか検討しました。竹林の整備団体様やたけのこ加工業者様が参加し、実際に加工されたメンマを試食しながらおでんの具としての活用法を検討し、静岡県産たけのこを使用した「メンマのおでん」がビジネスプランとしての具体化を目指しました。
原価を抑える取り組みについてさらに議論を重ね、「メンマのおでん」の商品化をめざします。
今後の課題としては、サンプル品作成、静岡LFPでの試食・改良等、具体的な商品開発の動きがあげられました。
グループB: 残渣・未利用資源の収益化に取り組みたい!
※ベースとなる第二回研修会で作成したアイディアシート
こちらのグループでは、規格外野菜や残渣について課題感を持ち、未利用資源として商品化し活用できないか検討しました。前回の研修会と一部異なる参画メンバーであったこともあり、アイディアベースを活かし「未利用資源を活用した粉末フルーツ甘酒の商品化」が新たなビジネスプランとして具体化していきました。
ビジネス化における壁であった「未利用資源の供給の不安定さ」を、その時々で採れる複数種の果物や野菜を活用したフルーツ甘酒とすることで解決し、将来的な海外向け輸出商品としての可能性も視野に居酒屋やスポーツイベント等、飲食店事業者向けの販売をめざします。
今後の課題として、具体的なレシピの開発事業者、加工業者等のパートナー探しがあげられました。
※今回の会議で作成していたシート(途中段階)
今後の動き
今年度のビジネス開発を目指す場合は、10月のビジネス審査会に向けて、グループ単位で具体的なビジネスプランの策定を進め、商品開発フェーズへと進んでいきます。
次年度以降に向けてビジネスアイディアを検討する場合は、
将来的な「ビジネスのたまご」として意見交換会などを通じさらに議論を進めていきます。
今後もパートナーの皆様との協同を通じ、静岡地域を盛り上げながら、地域課題の解決とビジネスの循環を目指し活動して参ります。
(執筆:事務局鈴木)